インプラントメーカーの種類
ひとくちにインプラントと言っても、インプラントにもたくさんの特徴の違うメーカーがあります。
インプラントメーカーは会社が違うとパーツが異なるので、器具も使用できないことがあります。
そうするとメインテナンスが難しくなり引っ越しなどで転院が必要になった時に困ってしまうこともあります。
そこで今回はインプラントのメーカーの種類についてお話させていただきます。
〇 ストローマン社
ストローマン社のインプラントの特徴としては、でこぼこしたインプラントの表面が骨と早く結合しやすい形状にしているのでインプラントが定着する初期固定が良い特徴があります。インプラントは1回法と2回法があり、ストローマン社のインプラントは基本的に1回法に対応しています。1回法では、前歯などの見える部分に向いていないこともありましたが、角度を補正することで使用しやすくなりました。また、ストローマン社のインプラントはあごの骨が薄い日本人にも向いているので日本で多く使用されています。
〇 ノーベルバイオケア社
世界でもNO1のシェアを誇っているので、高品質で信頼性が高いです。始めてインプラントが実用化されたのもノーベルバイオケア社のブローネマルクインプラントです。ノーベルバイオケア社のインプラントも1回法も2回法も両方のインプラントに対応をしています。インプラントの形やそれぞれのパーツの種類がたくさんあるので選ばれることが多いです。
〇 アストラテック社
アストラテック社はノーベルバイオケア社とストローマン社と並び、日本の3大インプラントといわれています。インプラントは2回法で行われていて、骨吸収が比較的少ないです。
〇 ジーマデンタル社
ジーマデンタル社はインプラントの表面をハイドロキシアパタイトでコーティングしています。この成分は骨の大部分を占めているので、このハイドロキシアパタイトの効果で骨との結合しやすいのであごの骨との定着を早めるメリットあります。
〇 京セラインプラント
日本のインプラントメーカーなので、世界のインプラントメーカーに比べると費用を抑えることができます。京セラインプラントは2回法で行われることが多いです。ただ、歯科医院で多く普及しているのは海外製のインプラントメーカーです。
歯科医院によって取り扱っているインプラントメーカーが違うので、インプラント手術前に確認しておきましょう。
引っ越しなどで転院が必要になった時でも、多くの歯科医院で取り入れられている会社の方がスムーズにメインテナンスを受けることができます。